JISQ9100:2009(品質マネジメントシステム-航空,宇宙及び防衛分野の組織に対する
要求事項)には、「7.製品実現」の章に、ISO9001:2008(JISQ9001:2008)には無い
「プロジェクトマネジメント」、「リスクマネジメント」等の要求事項があります。
7.1.1プロジェクトマネジメント
組織は、組織及び製品に適するように、資源及びスケジュールの制約内で、要求事項を
受容可能なリスクの下で満たすために、体系化され、管理された方法で製品実現を計画し、
管理しなければならない。
7.1.2 リスクマネジメント
組織は、適用される要求事項の達成に向けたリスクを管理するため、組織及び製品に
適切な次の事項を含むプロセスを確立し、実施し、維持しなければならない。
a)リスクマネジメントのための責任の割り当て
b)リスク基準の定義(例えば、発生確率、影響の程度、リスクの受容)
c)製品実現を通じてリスクの特定、アセスメント及びコミュニケーション
d)定義したリスク受容基準を超えるリスクを緩和する処置の特定、実施及び管理
e)軽減処置を実施した後の残留リスクの受容
すなわち、7.1.1項(プロジェクトマネジメント)の中で、製品実現の各段階(個別プロセス)
に対してリスクマネジメントを適宜、実施することが要求されております。
また、これらの考え方は、ISO9001:2008(JISQ9001:2008)に準拠したマネジメント
システムの更なる強化に活用される事例がございます。
なお、ISO14001:2004(JISQ14001:2004)との複合システム構築においては、
特に4.3.1項(環境側面)、4.4.6(運用管理)等との整合性がしっかりとられていることが、
スリムで効率の良いシステムに、必要不可欠の要素であると考えます。
構築したプロセス間に矛盾は無いか、過不足は無いか、運用段階での効率はどうか?など
徹底したレビューを実行され、組織様の目的を達成するツールであるマネジメントシステム
をブラッシュアップして頂きたいと願っております。